「パフェの語源はパーフェクトだよ!」という情報くらいに既にご存じの方もおられましょうが… 私が産まれた家ではテレビがまともに映らなかった。
※ 気になる人はblogのアンテナを読んでみよう♬
さて、中学生の頃といえば、自意識が芽生え、格好をつけたくて仕方がないお年頃…
クラスで目薬が流行った。授業が終わるとみんな目薬を差す。
その姿が格好良くて僕も親に頼んで目薬を買ってもらった。
ある日、クラスの女の子達と話していた時に目薬の話になった。
「私、リセって目薬使ってるよ。タケシくんは?男の子はどんな目薬使うの?」
美咲ちゃんが僕に尋ねてきた。
ここで僕の格好つけたい気持ちが全面に出てしまった。
「俺? 俺はキメだね。キメ。刺激強いけど、効くんだよ、キメは!」
全力で格好つけて僕は言った。
「えー、キメなんて目薬あるんだぁ。見せて、見せて♪」
「ほら。コレだよ。コレ」
「えっ…これ…キメじゃないよ!エフエックスだよ!」
「エッ…エッ…エフエックスゥ~!?…知らなかった。テレビでCMとか観たことなかったから…てっきり達筆の書道家が墨を撒き散らしながら勢い良く キメ って書いたオシャレ全開のパッケージかと思ってたよ…」心の中で呟きながら…恥ずかしさで顔を真っ赤にさせて僕は言った。
「やっぱりな…そうだよね!」
あれから数十年…僕は間違えを素直に認められる大人になれただろうか?
はじめて産まれたんだ。間違えるのが当たり前。
大切なことは素直に間違えを認めることなんだ。
エフエックス。ありがとう。君のお陰で学ぶことが出来たよ。